胎児死亡がわかってから、比較的ずっと冷静だった夫。
最初、電話で伝えた時こそ多少、怒り?というか、、
病院が悪かったのでは?という感情を少し口にしていましたが、
その後は、仕方なかったんだな、と。
とことん落ちて行く私を支えてくれました。
男と女の感覚の違い
よく夫が言うのは、自分にはまだ子供が出来た実感がなかった。
だから、残念ではあるけど、私の方がお腹で育てていた分辛さが大きいと思う、と。
男の人は子供が産まれないと自覚しないと聞きますし、そういうものなのかな、と私も思っていました。
妊娠中、無意識でしたが、「私のあかちゃん」と私は言っていたようで、
そこは「私たちのあかちゃん」なのにな、と少し寂しく思っていた、と言う事は話してくれました。
やっぱり私は傲慢だったんだなと反省したり、、
火葬のとき、どんな気持ちだったか?聞いたら、ただただ切なかった。と。
夫はこの時も、来てくれた家族に飲み物を用意してくれたり、手続きも全部やってくれたり。
強くて優しくて、安心して私を任せられると家族も言います。
やり場のない夫の気持ち
最近、小さい子供を見ると、辛いと夫が言います。
新生児よりも、チョロチョロ走り回る2〜4歳くらいの子供を見ると辛い。
叱らない親をみると怒りが湧いてくる、と。
最初、私の気持ちを慮って言ってくれているのかな?と思っていたのですが。
スーパーでの出来事ですが、3歳くらいの男の子とお父さんが買い物に来ていました。
やんちゃな子で、すぐにお父さんの側を離れてそこら中を駆け回り、色んな人の足を止めていました。
ずーっとチョロチョロしていたその子は、私たちが会計をしている所にもまた現れて、何故だか私たちの買い物かごの前に立ちました。
お父さんも何も言わないし、どうしようかな?と思ったとき。
夫が、
チョロチョロすんなよ!
と低い声で子供を怒りました。
私もビックリしてとっさに何も言えず。
普段、そんな事をする人ではないので。
子供は何事もなかったようにお父さんの所に戻っていきました。
夫の顔を見ると、怒ってるんだけど悲しそうで。
夫の背中をなでる事しかできなかった。
大丈夫かのように見えていた夫の心には、多分、どこにぶつけたら良いのかわからない怒りがあったのかなあ、と。
病院が悪い訳でもなく、私を責める事もできず。
知らず知らず、夫に無理をさせていたのかなと。
ごめんなさい。
夫を癒していく事を考えないと、、
夫と気分転換!
とりあえず、お互いの為に温泉でゆっくりする事にしました。
出血も完全にとまったようなので。
お風呂に入って美味しいご飯を食べて、ぼーっとします!
お骨も一緒に連れていきます。