先月の今日は、朝早くにあの子を産み。

今時間はちょうど夫と二人、病室でゆっくり過ごしていた頃でした。

 

 

死産した事実はとても悲しい事ではあるのだけど、

それでも出産したからなのか、妙にハイな気分だったりして、

夫と病院の売店まで買い物に行った記憶があります。

 

何か食べようかな?なんて。
でも食欲なんて全くなくて。

 

 

 

まだ1ヶ月、もう1ヶ月、どっちなんだろう?

 

 

 

こないだ会った母に、元気になってきたねと言われました。
母はとても嬉しそうだった。

 

私、元気かな?

 

まだ1ヶ月なのに、私はもう元気になっているのかな。
元気になってホッとした、と言う母の気持ちは感じるので、それは素直に嬉しい。
でも子供をなくして1ヶ月で元気になることに罪悪感もある。

 

 

あの子が亡くなって、この世の中で一番悲しいのは私なんだと思う。
周りの家族も夫も、悲しかった。

 

 

でもやっぱり、私が一番悲しかった。

 

 

私以上に悲しむ人はいないのに、私が元気になっていいのかな?て思ってしまう。
忘れる訳ではないのに、悲しみが減っていく気がして、それがすごく寂しい。

 

 

 

最近、というかちょうど火葬後ぐらいに、宇多田ヒカルの新しいアルバムを聴く機会があり、

亡くなられたお母さんに捧げた歌が多かったのですが、

心が揺さぶられすぎて泣きました。
誰が聴いても、藤圭子さんの事を歌っているとわかるのに、

それでも自分の事にも当てはまってくる。

 

真夏の通り雨
花束を君に

 

順番に、深い悲しみから立ち直っていく過程に思えます。
本当に苦しいところから、少し立ち上がり、そして歩いていくと言う。

 

 

 

今自分はどの段階にいるんだろう?

 

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