今回は、採卵の刺激で卵巣が腫れてしまったため、
ピルを3週間飲んで、卵巣を休めてからのスタートになりました。
毎度のことですが、ピルを飲んでいる間中、不正出血が止まらなかったので、
まともに生理が来るのか不安がありましたが、
軽いお腹のモヤモヤとともに、明らかに不正出血ではない生理が始まり、ホッとしています。
移植周期にすること
生理が始まると、2日目からホルモン補充をスタートします。
子宮内膜に厚みを出すために行うのです。
- エストロジェル→両腕、左右のお腹〜お尻上に1プッシュづつ、計4プッシュを毎日。
- エストラーナテープ→下腹かお尻上に2枚をづつを隔日で貼り替え。
- プロギノーバ→朝晩、食後に1錠。
- アスピリン→夜、食後に1錠。
- アルギニン→朝晩、食後に1包(10粒入り)。
これを、まずは生理周期12〜14日目まで続けます。
(この12〜14日目の間に、クリニックで内膜の厚さをチェックしてもらいます)
子宮内膜が、7mm以上になっていれば、移植できる状態なので、
移植日の決定ができます。
7mm以下なら、まだ移植には薄すぎるので、上記のホルモン薬を継続して、
内膜が厚くなるのを待ちます。
もちろん、ただ薬を補充していれば厚くなってくれるほど、内膜とは単純なものではありません。
多くの人が、子宮内膜が厚くなるのを助けようと、
運動をしたり(血流アップで子宮にも血を送る)、
ビタミンEを摂取したり(子宮への血流がアップするらしい)、
針やお灸で体を温めたりと、
様々な自助努力をします。
内膜の厚さは重要
内膜は、赤ちゃんのベッドと例えられています。
厚くてフカフカの方が、着床しやすいと言われているのです。
逆に薄いと、赤ちゃんの居心地が悪く、着床しにくい、と言われてはいるのですが、
実際には薄い内膜でも妊娠することは多々あるようです。
妊娠に関することは、ほぼ解明されていないことだらけなので、厚い方が確実に良い!
とは言えないところが不妊治療の難しさでもあります。
ですが統計的に、体外受精において、内膜が厚い方が成功率が高いことは事実ですので、
ホルモン補充の移植周期では、内膜を厚くすることがとにかく大切になってきます。
いつか、『必ず内膜が厚くなる薬』が発明されることを願ってやみません。