なんだか自分で思っていた以上に今回の採卵に賭けていたようで、しばらくダウンしてしまいました。
起きていても寝ているような、何をするのもしんどくて。
そして、今回の採卵では初めての事が起こったのです!
排卵し始めていた
採卵直前の内診で、卵がちゃんとあるか確認をしてもらいます。
そこで驚くべきことを言われました。
『ん!右が一個無い!』
なんと、排卵が始まってしまっているのです!
医師も慌てた様子で、周りの看護師さんたちも、バタバタ動き始め、
採卵室に電話をかけ始めました。
そこからは怒涛の展開。
「排卵しかかってる患者さん先に入れます!」
ということで、超スピードで準備に入り。
すでに準備を終えていた他の患者さんを全員すっ飛ばして、採卵室へ。
そうこうしている間にも卵が全部なくなってしまうかも、、と落ち着かず、いつもビリビリくる静脈麻酔も全く感じず。それでもやっぱり麻酔は効いていたようで、最後の方痛みで顔がゆがみましたが我慢できないことはなく、フラッフラで採卵終了。
結局、採れた卵は4つ。
排卵してしまった卵は1つだけだったようです。
当初、先生が4つ取れれば良い方だと言っていたので、この結果に一安心しました。
先生も、
「右側が1個出ちゃいましたね。。あるんですねえ。。」と苦笑い。
点鼻も座薬も注射もしていたのにね、排卵しちゃうんだね。
いつもいつも、問題がある右卵巣。
今回はなんと採卵前に排卵するという、、全く、自分の体ながら制御できません。
受精報告に落胆‥しかし
翌日の受精報告は、
1個 受精
2個 受精不明確(そんなの初めて・・)
1個 未成熟卵
ということで。
受精不明確ってなに?!
スッキリ受精しなかったってことは望み薄かとは思いますので…
はっきり受精している1個が、育ってくれることを祈るばかりでした。
1週間後、凍結報告のないまま、クリニック受診。
そこで、
- 受精不明確だった卵もその後受精したが、成長が止まったこと。
- 1つだけちゃんと受精した卵は、まだ胚盤胞になっておらず、凍結できていない。
- 今日の段階で凍結できないということは、質が良い卵とは言えない。
- おそらく、凍結できずに廃棄になるだろう。
という説明を受けました。
今回の採卵、全部パアになってしまった‥
かなりかなり、落ち込んで家に帰った翌日、
なんと凍結報告がクリニックからきました!!
ダメだと思った卵ちゃん、最後の最後で頑張ってくれました。
質が良くないとは言われてしまったけど‥
気持ちは複雑でしたが、これで移植できる望みはできました。